READ

知る、みちびき。

Home > READ > みちびきアート > インタビュー:みちびきアートに参加して(福島工業高等専門学校)
QZ-vision公式 Webマガジン READ
  • Vol.01 Quasi-Zenith Satellite System
  • Vol.02 Launch&Transfer
  • Vol.03 QZSS&GPS
  • Vol.04 Hardware
  • Vol.05 History
  • Vol.06 Future
  • Vol.07 Data&Message
  • Vol.08 The Right Stuff
  • QZクラフト/Paper Craft
  • ニュース/News
  • アドバンス・インタビュー/Advanced Interview
  • みちびきアート
  • FAQ

MICHIBIKI Artみちびきアート

Outline概要

みちびきアート」とは、「みちびき」対応のGPS受信機を持って街を歩き、自分の歩いた軌跡を地図に重ねることで地図上に“アート”を描くものです。

この企画は、2011年秋にJAXA宇宙教育センターのウェブサイトを通じて参加の募集を行い、「みちびき」が昼間天頂付近にいる冬季の2カ月間実施しました。高校生を中心とする全国から20校/団体が「みちびきアート」に参加しました。

このページでは、「みちびきアート」を日本地図上に集結させたポスター“「みちびきアート」で彩りの日本!”や、参加校のインタビュー、「みちびきアート」以外の実施プログラムについて紹介します。

GPS受信機を持って「みちびき」の文字を描くように歩いた軌跡。 みちびき&GPS受信機をGPS受信機と一緒に持って歩き、違いを比較した。
(東京工業大学附属科学技術高等学校 科学部実施)

「みちびき」高校生プログラム

このプログラムは、“「みちびき」高校生プログラム”のひとつとして「みちびき」高校生プログラムワーキンググループ※によって検討されたプログラムです。“「みちびき」高校生プログラム”とは、JAXAが「みちびき」を使って実施している技術実証実験「多地点、多利用形態における準天頂衛星システムのGPS補完効果検証」の一環として、全国の様々な環境において観測を行うためのひとつの手法として、高校生が観測を実施したプログラムです。

※「みちびき」高校生プログラムワーキンググループ:「みちびき」高校生プログラムの実施内容検討チーム(JAXA 宇宙教育センター、衛星利用推進センター、宇宙教育に積極的な高等学校教員有志による)


「みちびき」多地点・多利用形態におけるGPS補完技術実証実験全体イメージ

2012-4-19 12:15インタビュー:みちびきアートに参加して(福島工業高等専門学校)

みちびきアート作品「START」(福島高専天文部)

天文部みちびきアート作品「START」
福島工業高等専門学校化学愛好会飯野春菜さん(2年)、小沼賢治君(2年)、菅野優香さん(2年)、吉田結香さん(2年)、小椋優奈さん(3年)、天文部:部長 北郷和希君(1年)に実際に「みちびきアート」に参加した感想を聞きました。
※学年は2012年3月時点

――普段、化学同好会、天文部ではどのような活動をしているのですか?部活紹介を兼ねてお願いします。
化学愛好会:化学会愛好会は授業時間以外にも実験や観察など、化学に関係した活動をしたいという化学が大好きな人が集まってできた愛好会です。楽しみながら化学の知識や経験値を上げようといろいろな活動をしています。
天文部:震災の影響で、19時までしか活動が認められていないため、昼間は太陽観察、夜は各自では星空を眺めたり、写真撮影などを行っています。

「みちびきアート」の準備をしている様子

「みちびきアート」の準備をしている様子

―「みちびきアート」に参加しようと思ったきっかけがあれば教えてください。
天文部: 天文部として昼の活動があまり活発にできなかったので、何か僕たちのためになるものを、と思い始めました。

―「みちびき」アートで描いたメッセージはどのように決めたのですか?
天文部:東日本大震災で被害を受けた福島の復興をイメージしました。
化学愛好会:愛好会のメンバーで、福島は元気でいること、復興の様子を伝えられるものにしたいと思いました。(菅野さん)
復帰する、福島が立ち上がるという意味から、福島の「福」と起動の「起」を取って、「福起」という言葉を作りました。(小椋さん)

GPS受信機
みちびきアート作品「福起」(GPS受信機)(福島高専化学愛好会)
みちびき&GPS受信機
みちびきアート作品「福起」(みちびき+GPS受信機)(福島高専化学愛好会)
化学愛好会のみなさんが書いたみちびきアート作品「福起」
津波被害の沿岸部で文字を書こうとしたのですが、ガラスなどの破片が多くて安全確保が難しく断念し、砂浜で文字を書きました。

――どのように「みちびきアート」を描いたのですか?

天文部のみなさんが、みちびきアート作品「福起」作成のために観測する様子。
天文部のみなさんが、みちびきアート作品「福起」作成のために観測する様子。原発事故で避難している方々が住む仮設住宅の中で活動しました。
化学愛好会:文字を決め、文字が書けるような場所を地図から探しました。最終的には地図上に文字を描いてルートを決めました。
天文部:現地では、GPSと「みちびき」の受信機を持ってみんなでルートを確認しながら歩きました。

――「みちびきアート」を実施してみて、一番楽しかったことは何ですか? また、一番大変だったことは何ですか?
天文部:文字が正確に描けて驚きました。大変だったことは、少しでもずれると文字がゆがんでしまうので、まっすぐ正確に歩くことです。
化学愛好会:アイディアを出し合って一番良いものを選ぶまで、意見をまとめたミーティングは楽しかったです。(菅野さん
みんなで歩いたのは楽しかったですが、描く場所決めは大変でした。(飯野さん
実際に歩いたところが、きれいな線になって文字として読めたときがうれしかったです。大変だったのは、風が冷たい日に歩き回った事です。(吉田さん

GPS受信機
みちびきアート作品「福起」(GPS受信機) (福島高専天文部)
みちびき&GPS受信機
みちびきアート作品「福起」(みちびき+GPS受信機) (福島高専天文部)
天文部のみなさんが書いたみちびきアート作品「福起」

――今後も「みちびきアート」にチャレンジできるとしたらどのようなアートを書いてみたいですか? また、「みちびきアート」以外でも部活動でチャレンジしてみたいことがあれば是非教えてください。
化学愛好会:絵を描いてみたいです。(飯野さん小沼君菅野さん
もっと複雑な文字も書いてみたいです。(吉田さん
化学愛好会の活動としてハッピーターンのハッピーパウダーの成分を調査したいと考えています。(飯野さん
天文部:文字だけではなく絵も描きたいです。田んぼや町並みを生かして絵を描きたいと思いました。天文部の活動としては、学内自由参加制の天体観測などを企画して四季の星空を、みんなで楽しめるような活動をしたいです。

――「みちびきアート」に参加したことをきっかけに、"宇宙"や"人工衛星"について新たに興味持ったことなどありますか?
化学愛好会:衛星に使われている材料、素材に関心を持つようになりました。(小沼君
みちびき」の2号機や「みちびき」の運用について、また宇宙ゴミにも興味を持つようになりました。(菅野さん
天文部:あらためて人工衛星のすばらしさを実感しました。そして宇宙にある人工衛星と地上の僕たちがつながっている気がして、宇宙と僕たちは近い関係にあるのだと思いました。

――その他、メッセージ等ありましたらご自由にお願いします。
化学愛好会:今回、「みちびきアート」の参加は、とても良い経験になりました。描いたメッセージを忘れる事がないよう、復興に協力して行きたいです。(飯野さん
福島は何とか元気にしています。応援よろしくお願いします。(菅野さん
天文部:今回の「みちびき」プロジェクトに参加できて、とてももうれしいです。ありがとうございました。人工衛星が宇宙から僕たちの生活を支えていることを確認させてくれたし、「みちびきアート」(メッセージ)など伝えることもできて良かったと思います。これからも、このような活動に参加したいと思います。

――ありがとうございました。一日も早く「福起」できることを、「みちびき」とともに応援しています。

このページの先頭へ