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Home > READ > みちびきアート > インタビュー:みちびきアートに参加して(東京工業大学附属科学技術高等学校)
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MICHIBIKI Artみちびきアート

Outline概要

みちびきアート」とは、「みちびき」対応のGPS受信機を持って街を歩き、自分の歩いた軌跡を地図に重ねることで地図上に“アート”を描くものです。

この企画は、2011年秋にJAXA宇宙教育センターのウェブサイトを通じて参加の募集を行い、「みちびき」が昼間天頂付近にいる冬季の2カ月間実施しました。高校生を中心とする全国から20校/団体が「みちびきアート」に参加しました。

このページでは、「みちびきアート」を日本地図上に集結させたポスター“「みちびきアート」で彩りの日本!”や、参加校のインタビュー、「みちびきアート」以外の実施プログラムについて紹介します。

GPS受信機を持って「みちびき」の文字を描くように歩いた軌跡。 みちびき&GPS受信機をGPS受信機と一緒に持って歩き、違いを比較した。
(東京工業大学附属科学技術高等学校 科学部実施)

「みちびき」高校生プログラム

このプログラムは、“「みちびき」高校生プログラム”のひとつとして「みちびき」高校生プログラムワーキンググループ※によって検討されたプログラムです。“「みちびき」高校生プログラム”とは、JAXAが「みちびき」を使って実施している技術実証実験「多地点、多利用形態における準天頂衛星システムのGPS補完効果検証」の一環として、全国の様々な環境において観測を行うためのひとつの手法として、高校生が観測を実施したプログラムです。

※「みちびき」高校生プログラムワーキンググループ:「みちびき」高校生プログラムの実施内容検討チーム(JAXA 宇宙教育センター、衛星利用推進センター、宇宙教育に積極的な高等学校教員有志による)


「みちびき」多地点・多利用形態におけるGPS補完技術実証実験全体イメージ

2012-4-3 11:51インタビュー:みちびきアートに参加して(東京工業大学附属科学技術高等学校)

「みちびきアート」で使った受信機を持つ新井君(左)と北川君(右)
「みちびきアート」で使った受信機を持つ
新井君(左)と北川君(右)
みちびきアート」のアイデアを出してくれた、東京工業大学附属科学技術高等学校 科学部新井雄太(あらいゆうた)君(2年生 ※2012年3月現在)と北川翔太(きたがわしょうた)君(2年生 ※2012年3月現在)に、実際に「みちびきアート」に参加した感想を聞きました。

――科学部では普段どのような活動をしているのですか?部活紹介を兼ねてお願いします。
科学部にはいくつか班があるのですが、天文/宇宙技術班では宇宙関係をやっています。ずっと国際宇宙ステーション(ISS)の観測をしてきましたが、最近はモデルロケットや缶サットなど宇宙技術ものつくりプロジェクトに挑戦しています。

歩いた軌跡(みちびきアート)を表示する新井君
歩いた軌跡(みちびきアート)を表示する新井君
新井君: もともと空飛ぶものが好きで、缶サットを作って以来宇宙にはまってます。ものつくりプログラムマネージメントに興味があって今回参加しました。
文化祭のイベントで受信機を持つ北川君
文化祭のイベントで受信機を持つ北川君
北川君: ISS観測をはじめ、宇宙、特にロケットに関するものだったら何でもやります!徹夜でレポートを書いた後、夜明けのISSを見るのがサイコーです。

――「みちびき」高校生プログラムとして「みちびきアート」のアイデアを出したのは東工大附属高校とのことですが、「みちびきアート」を思いついたきっかけを教えてください。
「GPSアート」は知っていましたが、ものすごく広い範囲でやっていたので、自分たちには無理と思っていました。でも、「みちびき」で取った軌跡をみたら、近所の狭い路地でもちゃんと描けていたので、これならできる!と思いました。

みちびきアート作品「みちびきでみちびき」 (GPS受信機) みちびきアート作品「みちびきでみちびき」 (みちびき&QZS受信機)
みちびきアート作品「みちびきでみちびき」 左:GPS受信機、 右:みちびき&GPS受信機

――ユニークな「みちびきアート」をたくさん描いてますが、描くテーマはどのように決めたのですか?

みちびきアート作品「みちびきさん」 東工大付属高校グランドにて
みちびきアート作品「みちびきさん」
学校のグランドにて
みちびき」は宇宙にいて姿が見えないので、その存在を感じてもらえるものを考えました。そこで、文化祭のイベントではお客さんと一緒にキャラクターの「みちびきさん」を描きました。
みちびきアート作品「2012元旦のお天気(くもり)」 東工大付属高校グランドにて
みちびきアート作品「2012元旦のお天気(くもり)」
学校のグランドにて
また、私たちが主催している一般参加ISS観測イベント『きぼう、みーつけた!』※1を通じて、「離れた場所の人たちと一緒に活動を行う」ことのおもしろさを知っていたので、「みちびきアート」でも他の学校と一緒にできることをしたいと思い、"元旦の全国の天気"※2を考え他の学校にも呼びかけました。北海道は天気が悪くて残念でしたが、九州・四国・本州はそろったのでよかったです。参加してくれたみんなに感謝です。

※1 『きぼう、みーつけた!』:(http://www1.hst.titech.ac.jp/club/sci_club/event.html

※2 "元旦の全国の天気":「みちびきアート」参加校に呼びかけ、各地の2012年1月1日の天気をそれぞれ「みちびきアート」で表現した企画。計3校(済美高校、佐賀県立鳥栖工業高校、東工大付属科学技術高校)が参加。



――このプログラムに参加してみて、何が一番楽しかったですか?また、何が一番大変でしたか?
歩いたルートがきれいに表示された時が最高に楽しいです!それと、本職の大人の方が現在進行形でやっている技術検証実験に参加できたのは緊張感があって、そしてすごく嬉しかった。いつもより多くがんばれました。
たいへんだったのは正月明け早々の東京・銀座でデータを取ったことです。帽子にアンテナを付けて首からロガーをぶら下げて、銀座通りを歩くのはけっこう恥ずかしかったです。顧問の先生には「人工衛星の受信検証実験中です。アヤシイ者ではありません」と書いた名刺を持たされました(笑)。

歩くルートを決めている様子
歩くルートを決めている様子
学校の周辺で観測している様子
学校の周辺で観測している様子

――「みちびきアート」以外に、「みちびき」受信機を使ってどのような活動をしましたか?
タイムマークなど、「みちびき」データを使うのにちょっと便利なソフトを作っています。今は、メンバーで歌舞伎揚げを食べている時に思いついた、「みちびき」でカロリー計算するソフトを作っているところです。「みちびき」だと通った正確なルートがわかるので、そのルートの地図情報の標高から勾配を出し、運動強度を考慮したカロリー計算をしてくれるソフトです。

――今後、科学部でチャレンジしてみたいことはありますか?
みちびき」受信機を使って全国リレーがやりたかったです!受信機をたすきにしてたくさんの学校でリレーをして、日本列島一筆書き!とか、したかったです。
それから、自分たちも将来、できれば宇宙系のものつくりを仕事にしたいと思っているので、JAXAやメーカーのエンジニアの方々と一緒に模型作りとかブレインストーミングとか、そんな機会があったらと思っています。

――その他メッセージなどあればお願いします。
みちびき」のことをよく知るのに、QZ-visionのサイトが役立ちました。3Dなどの遊びも本格的ですごく楽しかったし、"なびたん"※3もお気に入りです。本物のデータに触れて、少し意味がわかるようにもなりました。衛星のことが少し深くわかって、これから長く楽しめ、応援していけるようになったと思います。

※3 なびたん: READで掲載している漫画(http://qz-vision.jaxa.jp/READ/manga01.html



――ありがとうございました。新井君、北川君を始め科学部の今後の活躍にも期待しています。

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